新たな不労所得源に?ソーシャルレンディングの魅力と注意点を解説

手軽に投資を始められるソーシャルレンディング

数ある不労所得源の中でも、注目を集めているのがソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは、企業が不特定多数から出資を募る投資の一種で、不動産から太陽光発電まで幅広い案件(ファンド)があります。

企業に出資して不労所得を得る手法として、株式や社債が挙げられます。
しかし、株式は多額の費用がかかりますし、社債は利回りが低く、得られる分配金も微々たるものでしかありません。

ソーシャルレンディングもリスクがあるものの、少ない資金で投資できるのが強みです。
また、利回りそのものも高めに設定されているため、社債よりも多くの分配金が得られます。

ソーシャルレンディングをメインの不労所得源にするのは難しいですが、検討する価値はあります。
不労所得源作りの足がかりとして、始めてみるのもよいでしょう。

ソーシャルレンディングの魅力と注意点とは?

ソーシャルレンディングには、特有の魅力と注意点があります。
もし興味がある方は、ソーシャルレンディングにチャレンジしてはいかがでしょうか。

・月1万円程度から始められる

ソーシャルレンディングの最大の魅力は、月1万円程度から投資できる点にあります。
株式は数万円、社債に至っては数十万円程度の資金が必要ですが、ハードルの高さを感じる方もいると思います。

一方のソーシャルレンディングは、1口1万円から投資できるファンドも少なくありません。
ソーシャルレンディングはファンドを小口化しているため、少額投資を可能にしています。
1万円ほどであれば、気軽に投資できるのではないでしょうか。

・高い利回りのファンドが多い

利回りの高さもソーシャルレンディングの魅力といえます。
利回りは不労所得の収入に直結しますので、高くなるほど得られる収入額が増加します。

一概には言えませんが、ソーシャルレンディングの利回りは5%を超える場合が目立ちます。
中には7・8%もの高利回りファンドもあるため、少しでも収入を多く得たい方は魅力を感じると思います。

株式の場合、配当金利回りは2・3%前後、高くても5%ほどに留まるのがほとんどです。
社債は1%以下ですし、定期預金に至っては利息がほぼゼロに近い状態となっています。
このような状況の現在、ソーシャルレンディングの利回りは魅力的ではないでしょうか。

・運用期間が数ヶ月・1年から

運用期間の短さもメリットといえます。
ソーシャルレンディングは、運用期間が1年前後のファンドが多く、中には数ヶ月で償還されるものもあります。
反対に運用期間が数年に及ぶファンドもありますが、短期のファンドが大部分を占めています。

運用期間が短くなれば、資金の回転効率を上げることも可能です。
例えば、10万円を1年間ソーシャルレンディングで運用した後、株式へ振り返る手もあります。
あるいは、利回りの高い他のファンドに資金を充てるのもよいでしょう。

・値動きに左右されない

値動きに左右されないこともソーシャルレンディングのメリットといえます。
株式は市場が開いている限り、常に値動きしていますが、ソーシャルレンディングはそのままです。
投資後はそのまま放置でよいため、チャートとにらめっこしたり、値下がり時にストレスが溜まる心配もありません。
値動きに右往左往したくない方は、ソーシャルレンディングが適しているでしょう。

・元本割れ(貸し倒れ)リスクがある

一方、ソーシャルレンディングで注意したいのが元本割れ(貸し倒れ)リスクです。
ソーシャルレンディングはあくまで投資であり、元本割れになるリスクもゼロではありません。
例えば10万円を投資した後、さまざまな理由で3万円しか償還されない、というケースも考えられます。

投資である以上、元本割れは株式や社債、為替など、他の投資商品でも起こります。
ソーシャルレンディングも例に漏れずリスクがあるため、絶対に安全とは考えないようにしましょう。

・中途解約は基本的に不可能

ソーシャルレンディングは、中途解約できない点に注意が必要です。
もしキャッシュが必要になったとしても、満期までは資金を回収することができません。

株式や為替の場合、市場で売却すればすぐにキャッシュが得られます。
しかし、ソーシャルレンディングは機動的な対応ができないため、十分な資金を用意してから投資しましょう。
不労所得源にする場合でも、余裕資金を投じることが重要です。

・運営元が破綻するリスクもある

運営元が経営破綻するリスクも潜んでいます。
ソーシャルレンディングが普及し始めたのは2010年代からで、ベンチャー企業が運営するサービスも少なくありません。
しかし、資金力に乏しい運営元もゼロではなく、行政処分などをきっかけに経営破綻したり、サービスから撤退したりするケースもあります。

もし運営元が破綻した場合、資金が戻ってこない可能性も否定できません。
ソーシャルレンディングを始める際は、サービスの運営年数・実績もしっかり確認しましょう。

まとめ

ソーシャルレンディングは、不労所得源の一つとなりえる可能性を秘めています。
利回りが高いため、まずは始めてみるのもよいでしょう。

一方、元本割れなどのリスクもあります。
ソーシャルレンディングは投資であると認識して、資金を投じるようにしましょう。

 

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