会社員にも始めやすいワンルーム投資

不動産投資は不労所得の定番ともいえますが、多額の費用を要することが欠点です。
マンション・アパートを建設するために数億円の資金が必要で、融資を考慮してもハードルの高さは否めません。

そうした事情から、会社員を中心に人気を集めているのがワンルーム投資です。
ワンルーム投資は、マンションを1部屋購入し、賃貸として運用することを指します。
一棟投資よりも少ない資金で済むため、会社員でも始めやすいのが特徴です。

もちろん一棟投資より得られる収益は減りますが、利回り自体には違いがありません。
そのため、不労所得としてもワンルーム投資は検討の余地があります。

ワンルーム投資を不労所得にするメリット・デメリットとは

ワンルーム投資を不労所得にする場合、メリットだけではなく、デメリットも考慮しましょう。
時間をかけ、自分に向いているかどうかを判断することが大切です。

・少額資金で始められる

ワンルーム投資のメリットは、少ない資金でも始められる点にあります。
不労所得源として人気の不動産投資は、億単位の資金が求められることも珍しくありません。

一方、ワンルーム投資は1,000・2,000万円程度から始めることが可能です。
物件によっては、数百万円で購入できてしまいます。

・管理などの手間がかからない

維持管理の手間がほぼ不要な点もメリットといえます。
不労所得は、基本的に放ったらかしでも稼げる仕組みを整える必要があります。
しかし、不動産投資は建物の清掃やクレーム対応、経理や修繕計画など、さまざまな業務が発生します。

ワンルーム投資は管理する範囲が一室のみで、日常的な清掃は必要ありません。
クレーム対応もめったに必要ないうえ、経理なども簡単に済むのが魅力です。

・ランニングコストを抑制できる

また、通常の不動産投資と比べてランニングコストも抑制できます。
必要なコストは部屋のリフォームや管理費・共益費程度で、一棟投資と比べてコストを圧縮可能です。

ただし、管理費や共益費など、毎月少なからずコストが発生する点には注意しましょう。
収益にも影響するため、入居者に負担を求めることも大切です。

・長期的に収益が期待できる

長期的な収益を期待できることもメリットといえるでしょう。
不労所得は、長期的な収益を得ることが求められます。
ワンルーム投資は長期的な収益が期待できるため、不労所得向きといってもよいでしょう

不動産投資は、入居者がいる限りは継続して収益が発生します。
長期的にの収益を得られるため、軌道に乗ればアーリーリタイアし、不動産投資だけで生活することも可能です。

・購入後は資産になる

資産になる点もメリットの一つといえます。
現在はさまざまな不労所得源がありますが、資産価値を持つものはほとんどありません。
アフィリエイトのサイトは資産と呼べますが、そこまで作り込むのが大変です。

不動産はれっきとした資産であり、マンション1部屋でも数百・数千万円の価値を有します。
いざという時は売却できるため、投じた資金が丸損になる心配もありません。

・立地に大きく左右される

一方、ワンルーム投資は立地に大きく左右されるデメリットがあります。
不労所得に安定性を求める方も多いと思いますが、安定した収益を得るには、物件を相当吟味しなくてはいけません。

立地による影響は入居率だけでなく、家賃・収益にも影響します。
収益はとても重要ですが、不便なのに高額な家賃を設定すると、入居希望者もほとんど現れないでしょう。

・空室になると収益はゼロ

空室になると収益はゼロの状態が続きます。
これがワンルーム投資最大のネックで、不労所得源としての安定性を欠く原因になっています。

一棟投資の場合、たとえ一部で空室が生じても、他の部屋が埋まっている限りは収益が発生します。
対するワンルーム投資は一部屋のみのため、空室になると収益は途絶えてしまいます。

・災害リスクに注意

災害にも注意しなくてはいけません。
地震や火災などの災害が発生すると、損失を被るばかりか、部屋が使えなくなるおそれがあります。
もちろん修繕には多額の費用がかかりますし、元に戻るまでは収益も発生しません。

災害リスクは、火災・地震保険である程度はカバーできますが、100%とはいかないので注意しましょう。
少なからず自己負担が生じるため、日頃から資金に余裕を持たせておくことも大切です。

・収支がマイナスになってしまう可能性も

諸々の経費が積み重なった結果、収益がマイナスになる可能性もあります。
不動産投資は家賃の収益が全てですが、管理費用を始め、さまざまな経費が発生します。
そのため、収益から経費、さらにローンを差し引いた結果、赤字になることもあるのです。
赤字のリスクを少しでも下げるには、投資を始める前に入念な収益シミュレーションを行いましょう。

まとめ

ワンルーム投資は不労所得源としてメリットが多い反面、デメリットもいくつかあります。
特に安定性は物件の立地などに左右されるため、時間をかけて選ばなくてはいけません。

ただ、うまくいけば長期的な収益を得られるのも事実です。
もし資金に余裕があるなら、ワンルーム投資を不労所得源にしてみるのもよいでしょう。

 

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