自動販売機は近年注目の不労所得源

不労所得や権利収入といっても、その種類は多岐にわたりますが、手軽さから近年注目を集めているのが自動販売機設置です。
以前から不労所得源として人気のあった手段ですが、副業解禁などの流れもあり、近年は注目度が増しています。

自動販売機は、設置するだけで利益が見込める魅力があり、リスクの低さもメリットといえます。
しかし、最大限の利益を上げるためには立地や初期コスト、報酬やアフターなど、考慮するべき点がいくつもあります。

参入のハードルは低いものの、取り組むなら赤字は避けたいところです。
利多額の利益を上げるためには、入念な下準備と設置後も見据えた検討が必要になります。

設置する前に押さえておきたいポイント

自動販売機を設置するにあたり、いくつか検討しておきたいポイントがあります。
主な点は以下の6つですが、一つずつ検討を重ねていきましょう。

・自動販売機は立地で決まる

自動販売機は、設置する場所や立地によって売上の大半が決まります。
そのため、設置予定の場所は入念に調査を実施し、売上の見込みを立てる必要があります。
業者が売上のシミュレーションを弾き出してくれる場合もあるため、一度相談してみるのもおすすめです。

立地が大切とはいえ、単に通行量が多ければよいわけではありません。
例えば、周辺にコンビニなどのお店がある場合、人はそちらに流れていってしまいます。
人が立ち止まりにくい場所など、自動販売機を利用しづらいところへの設置も考えものです。
もし売上が見込めそうにない場合、誰かに土地や場所を貸すなど、他の権利収入源作りに活用したほうがよいでしょう。

・導入にかかる費用の確認を

自動販売機を設置するための費用も確認が必要です。
もし初期コストがかかる場合、利回りも考慮しなくてはいけません。

しかし、現在は自動販売機をオーナーがレンタルし、設置費用を自動販売機会社が負担するケースが一般的です。
オーナーの負担は電気代や水道代のみ、というパターンが多いため、初期費用が膨らむことはめったにありません。
ただ、業者によって対応が異なるため、念のため確認してから契約しましょう。

・取り扱っている販売機の種類もチェック

自動販売機設置会社が取り扱う自動販売機設置の種類も確認しましょう。
立地によっては激しい競争が生まれますので、他とは違った特色ある自動販売機の設置が望まれます。

例えば100円均一や、缶詰・食料品の自動販売機など、差別化できる要素が必要になります。
うまく行けば口コミやSNSで話題になり、売上のアップも期待できます。
もし周辺に多数の自動販売機がある時は、差別化できる自動販売機の提案が可能な業者を選びましょう。

・飲料メーカーや商品の種類も売上に影響する

業者が取り扱っている飲料メーカーや、商品の種類も確認が必要です。
一見無関係に思えますが、少なからず売上にも影響するため、取り扱いメーカー・商品数とも豊富な業者が望ましいでしょう。

自動販売機の売れ行き商品は、立地や季節、客層などによって変化します。
立地が少し変わるだけで変わる場合も多いため、メーカー・商品のラインナップが売上を左右するのです。
取り扱うメーカーや商品が豊富な業者なら、最適な商品の提案をしてくれますので、一度確認しておくとよいでしょう。

・報酬形態はさまざま

自動販売機の報酬は、主に売上連動型と固定型、売上連動+固定型の3つに分けられます。
売上連動型は、自動販売機の売上に応じて一定割合の報酬が受け取れます。
例えば売上の20%の報酬が受け取れる場合、10万円の売上があれば2万円がオーナーの収益となります。

一方、固定型は毎月一定金額の報酬が受け取れます。
例えば月5万円と契約で定めていれば、売上に関わらず5万円がオーナーの収益になります。

この2つを合わせ持ったタイプもありますが、どの報酬形態を採用するかは業者によって異なります。
さらに立地で変わる場合もあるため、必ず業者へ確認しましょう。
報酬形態によって、受け取れる収益が大きく左右されます。

・アフターサービスも重視しよう

アフターサービスも検討するべき要素の一つです。
業者によって提供するサービスが変わりますが、売上にも関わるため、じっくり比較しましょう。

例えば、ゴミ箱が空き缶であふれると、景観・衛生的によくないため、利用者が敬遠してしまいます。
そのため、定期的な空き缶回収は不可欠な作業ですが、空き缶の回収を行ってくれる業者の場合、オーナーの負担は軽減されます。

このほか、商品や釣り銭の補充、集金、保守点検など、自動販売機設置後にやるべきことは多数あります。
釣り銭の補充などはオーナーでも可能ですが、商品補充や保守点検のように、負担が大きい作業も少なくありません。
業者がどこまで対応してくれるかを確認し、最適な業者を選びましょう。

まとめ

自動販売機は手軽な不労所得源として人気が高まっています。
ただし、立地やアフターサービスなど、検討課題はさまざまあります。
検討中の方は、いくつかの業者に相談し、じっくり比較してから設置を判断しましょう。

 

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